自分が撮影した、お気に入りの写真を背景に使えるのは写真好きにとってはありがたい機能だ。最近は企業が背景用に無償利用できる画像を提供していることも多いため、そういう物を探してみるのも面白い。
バーチャル背景は画像認識により人物と背景を自動で分離してくれるため、グリーンバックなど特殊な環境がなくともだれでもバーチャル背景が利用可能だ。ただし、髪の毛のディティールなど細かな部分は認識してくれないため完璧ではない。また、背景がゴチャゴチャしていると認識精度が落ちてしまうことがある。シンプルな壁などを背景にすると上手く馴染みやすいのでおすすめだ。
髪の毛がペタッとしたような仕上がりになってしまうがグリーンバックを使わず自動でここまで合成してくれるなら十分だ
もしグリーンバックを持っている場合はその下の「グリーンスクリーンがあります」にチェックを入れておけばより高度なマスク処理が行われる。また、背景の画像はデフォルトでは左右が反転された鏡像のように表示されているが相手には正しい向きで表示されているので心配しなくてもOKだ。気になるようなら「マイビデオをミラーリングします」のチェックを外せば自分も左右正しい表示で見ることができる(相手の表示は変わらない)。
ビデオ会議の場合、人物が中央に入るため、使用する背景は額縁構図や主題が端にある四分割構図で撮られたものが良くマッチするのでおすすめだ。シンメトリー構図のものも合わせやすいだろう。
爽やかな森の朝の雰囲気(額縁構図)。朝の打ち合わせにピッタリだ都会の夜の落ち着いた雰囲気(四分割構図)。Zoom飲みなんかにも使えそう
ただ、組み合わせてみると“意外と合うよね”というものも多いので、難しい事は考えずにお気に入りの写真をどんどん試してみるのがおすすめだ。今回は私が試してみて“良いな“と思った写真を3つほど記事末に掲載しておく。もし気に入って頂けたら、みなさん自由にビデオ会議の背景として利用いただいてOKだ。
背後から後光が差してくる雰囲気。こういうネタ的な背景でみんなの注目をあつめるのも面白い