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月数千万円を稼ぐ起業家が実践する「リスクヘッジの手法」(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース

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(日刊SPA!)

中卒で地元建設会社に就職。その後、漁師、大手運送会社勤務を経て、「株式会社好きなことで生きていく」を設立した異色の経歴を持つ水島翔。現在は、FXやネットビジネスで月収数千万円を稼ぐ。「好きなことで生きていく」を信条に、自分のライフスタイルや生き様を発信するこの若者は、いかにして成功を手にしたのか。

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「最大許容損失額」を想定する

 投資においてもビジネスにおいても、そして人生においても、私がすごく大切にしている「リスク管理」に関する考え方があります。それは「最大許容損失額」というもので、日常で大きな買い物をするとき、投資でエントリーするとき、ビジネスにおいて新しいチャレンジをするとき、常に自分の「最大許容損失額」を想定したうえで決断・行動に移すことを徹底しています。 例えば私はビジネスの一つとして、フードトラック(移動販売車)でキューバサンドを売る飲食事業を展開しています。 このフードトラックを取得するのに車両約850万円、中にキッチンを作ったり外装をカッティングシートで仕上げたりで約250万円、この車両だけで1100万円くらいかかっています。そのほかにもロゴや制服を作ったり、働くスタッフの方を集めたり、プロデュース費用だったり、いろいろな初期費用がかかりました。

コロナ禍の飲食事業。攻めているようで堅実

 仮にこの事業が失敗に終わって撤退するとなった場合、もちろん失敗に終わらせる気はないですが、フードトラックって自分が取得した価格にかなり近い金額で売ることができるんですよね。このトラックにかけた1100万円がゼロになることはないんです。 また売り上げに関しても、週末は人の集まる商業施設やイベント会場に出店したり、平日だったらオフィス街や住宅街など人が集まるところに出店して売り上げを上げることができます。 コロナ禍という逆風のなか、あえて飲食事業をするのは攻めているように見えますが、私としては堅実にいってるつもりで、負けない戦い、負けてもケガをしないか擦り傷で済むような戦いしかしないようにしています。 これを実際に実店舗でやろうと思うと、まず賃貸契約を交わして敷金・礼金と保証金を払って、毎月の家賃を払いながら飲食店として使えるように内装を作り込んでいきます。ここまでやっても最終的に事業がうまくいかずやめるときは、さらにお金をかけて内装を全部撤去して返す必要があり、負けたときの損失額が大きくなりやすいのです。 このように「最大でどれくらい損をするのか」という「最大損失額」を想定し、勝ったときは大きく、負けたときは小さくという「損小利大」の考え方はビジネスにおいてもすごく大切になります。

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最終更新:週刊SPA!