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3コメント3件日々の勤務中、あなたはどのくらいパソコンの前にいますか? 1日あたり10分短縮すると、年間では(休日105日の場合)約43時間に膨らみます。それだけの時間を他の仕事に回せたとしたら――。資料を見る人のために、どのように作れば理解されやすいか。そしてビジネスパーソンがよく使うマイクロソフトのWord(ワード)とExcel(エクセル)のどちらが、より早くきれいに仕上げられるか。パソコン講師の四礼静子さんと、基本ポイントを押さえていきましょう。【美しいWord文書】「行間&行数」で差を付ける!作り方はこちら Wordの機能に「スタイル」というものがあります。書式の一括設定を行う機能なのですが、この「スタイル」を機能としてなかなか使いこなせないという声を多く聞きます。今回は単に「スタイルの設定」手順を覚えるだけではなく、そもそもスタイルとはどういうものなのかを分かりやすくご紹介します。
写真:NIKKEI STYLE
Wordを開いて新規作成から新しい文書を作成しようとすると、まず白紙の文書から始まりますよね。実はこの時、すでにスタイルは設定されているのです。 というのはWordには文書の「テーマ」というものがあり、通常の新規文書は「officeテーマ」というテーマが適用されています。デザインタブ→テーマから確認できます。
写真:NIKKEI STYLE
この「テーマ」では、フォント・色・スタイルなどがセットになっています。もちろんテーマを決めた後にそれらをカスタマイズすることは可能です。また、自分の好きなフォントや配色・スタイルを指定して新たなテーマとして登録しておくことも可能です。つまり、テーマを変更することでスタイルの書式もそれぞれ変えることができるのです。例えば「オーガニック」を選択すると、次の画像のようになります。
「Office」と「オーガニック」を比べてみると、「・(業務内容)」以下で色、フォント、行間が異なっているのをお分かりいただけますか? 左側の余白に「・」がついている段落は、スタイルの「見出し1」「見出し2」が設定されているところ、何も印がない段落はスタイルの「標準」が設定されているところです。テーマが変わるとスタイルの書式が異なっています。 ここで、最初にわかっておいていただきたいことは、・ワードを立ち上げ新規文書を作成しようとするとofficeテーマが適用されている・Officeテーマの中にはすでに設定されたスタイルが組み込まれている・書式をクリアすると「標準」スタイルになるの3点です。では、「あらかじめ組み込まれているスタイルを活用して書式の設定を行うとはどういうことか」が次のお話です。
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