藤原和博氏(以下、藤原):改めまして、みなさんこんにちは。
参加者:こんにちは。
藤原:ちょっと聞きたいんですけど、私、生(なま)藤原と今日、初めて会う人だけ、ちょっと手挙げてみて。
(参加者挙手)
藤原:ほぼ全員じゃん。はい、わかりました。その方々にお聞きしますが、初めて会うんだけど、(私の)顔を見るとなんか懐かしい気がしませんか? いわゆる歌手として歌ってんじゃないかと。大体わかりますね。最初の儀式なんですが、どの歌手に似てるのかですね、どんっと言ってほしいんです。僕がどうぞと言ったら、いいですか?
イメージ浮かばない人は、自分の好きな歌手でいいんで。大きな声で、とにかく眠気覚ましで歌手の名前を言ってください。はい、私生(なま)藤原は、どの歌手に似ているでしょうか? どうぞ!
参加者:さだまさし。
藤原:ちょっと小さい声でしたが(笑)。はい、さだまさしですね。僕実は27歳のときに、彼と衝撃的な出会いをしていまして。
27歳のとき、リクルートで広報課長をやってたんですね。宣伝課長と帝国ホテルでお茶を飲んでたら、なんと彼がこれぐらいの距離でお茶飲んでて、それから弟よりも似てる他人として、今日まで付き合いが続いています。
まあ、教育界のさだまさしとも言われているんですが。今日はどちらかというと、ビジネスよりの話をしてみたいと思います。「稼ぎ」っていうものをプロフェッショナルシンキングするっていうようなことになるわけですね。
実はね、小学校でも中学校でも高校でも、最近キャリア教育っていうのが注目されています。先生たちが職業についてとかキャリアについて、いろいろ教えてるんですね。ところが、その先生たちは自分がもらってる稼ぎの本質にまったく気づいてない。こういうことが起こってるんです。
おそらくみなさんもですね、思い返してもらえれば、親からこの稼ぎの本質について教わったことあんまりないんじゃないかと思います。例えばサラリーマンの人なんかも、どうしたら稼ぎを画期的に上げられるのかについて、多分教わったことないんじゃないかと思うんですよ。
意外とみんなが知らないこの稼ぎの本質について、僕は今ここに書いてある図をもとにして、小学生にも中学生にも高校生にも大学生にも、あるいはビジネスマンにも教えてたりするわけです。