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カリフォルニア大学は10校あるってほんと?各校の世界ランキングや偏差値は?入試情報と入学条件を解説! | 留学プレス(PRESS)|海外大学/大学院・中学/高校、語学学校の留学情報サイト

カリフォルニア大学とは「カリフォルニア大学」という単体の大学ではなく

・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)・カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)・カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)

など、カリフォルニア州内の10大学を総称した州立大学グループのことを言います。

カリフォルニア大学には世界ランキングが高い大学も多く、日本人留学生からの人気も高い大学がそろっています。

ここではカリフォルニア大学郡に属する10大学のランキングや難易度、入試に役立つ情報を解説します。また、カリフォルニア大学と間違えやすい「カリフォルニア州立大学」との違いもご紹介していきます。

ぜひ参考にして、行きたい大学探しの目安にしてください!

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目次
  • 4 カリフォルニア大学の入試と入学条件
  • 5 カリフォルニア大学とカリフォルニア州立大学の違い
  • 6 カリフォルニア大学各校キャンパスで豊かな学生ライフを送ろう
  • カリフォルニア大学に属する10大学

    カリフォルニア大学は英語で「University of California」と言います。略称は「UC」で、カリフォルニア大学群のことを「UC System」と言います。

    各大学名は日本語では「カリフォルニア大学〇〇校」、英語では「University of California, 〇〇」または「UC 〇〇」と表記します。

    ▼UC Systemの10校

    世界大学ランキング

    カリフォルニア大学の各校は個性が豊かなことに加え、それぞれに強い専攻分野もあります。レベルも多様で、世界のトップエリート校から中難易度の大学までがそろっています。

    入試情報については後述しますが、日本の入試のように一発試験ではありません。そのため、偏差値で難易度を測定するよりも大学ランキングと合格率を目安にするのが一般的です。(参考:QS世界大学ランキング2022、Niche)

    *UCサンフランシスコは医学専門大学院、UCマーセッドは2005年創立の新設校のため順位なし

    カリフォルニア大学10校の特徴

    カリフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーは、サンフランシスコ・ベイエリアの街バークレーにあります。世界的に高い評価を得ている大学で、入学競争率は極めて高いです。

    スティーブ・ジョブズ氏と一緒にアップルを共同設立したスティーブ・ウォズニアック氏や、Google元CEOのエリック・シュミット氏、ソフトバンク創業者の孫正義氏などの母校です。

    学部生は約3万人と規模の大きな大学です。人気の専攻には経済学、コンピュータサイエンス、細胞生物学などがありますが、すべての学部が世界ランキングのトップランクに入っています。卒業生の平均初任給は48,700ドル(約560万円)です。

    詳しくは「カリフォルニア大学バークレー校ガイド」もお読みください。

    カリフォルニア大学ロサンゼルス校、通称UCLAはロサンゼルス市内のウェストウッドにあります。世界大学ランキングのトップランク校のひとつです。スポーツも盛んで、全米カレッジスポーツの強豪校でもあります。

    映画監督のフランシス・コッポラ氏やサントリー会長の佐治信忠氏などの母校です。

    3万人の学部学生がいる大規模な大学です。入学試験は非常に競争率の高いものとなっています。人気のある専攻は、経済学、社会学、政治・行政学、映画学などがありますが、すべての学部が世界のトップランクに入っています。卒業生の平均初任給は44,500ドル(約510万円)です。

    詳しくは「カリフォルニア大学ロサンゼルス校ガイド」もお読みください。

    カリフォルニア大学サンディエゴ校、通称UCサンディエゴはカリフォルニア州南部の街サンディエゴにあります。国際的な評価も非常に高い大学です。

    約3万人の学部生が在籍している大規模な大学です。かなり競争率が高い大学でもあります。人気の専攻は、計算・応用数学、国際研究、生化学/分子生物学ですが、ほとんどの学部が世界トップランクに入っています。卒業生の平均初任給は43,400ドル(497万円)です。

    詳しくは「カリフォルニア大学サンディエゴ校ガイド」もお読みください。

    カリフォルニア大学は10校あるってほんと?各校の世界ランキングや偏差値は?入試情報と入学条件を解説! | 留学プレス(PRESS)|海外大学/大学院・中学/高校、語学学校の留学情報サイト

    カリフォルニア大学デービス校、通称UCデービスはカリフォルニア州都サクラメントからほど近い街デービスにあります。世界的に高い評価を得ている大学です。

    約3万人の学部生が在籍する大規模大学です。かなり競争率が高く、とりわけ人気専攻である農学部、研究・実験心理学、経済学、神経科学・神経生物学などが難関です。卒業生の平均初任給は40,400ドル(約460万円)です。

    カリフォルニア大学サンタバーバラ校、通称UCSBはロサンゼルス郊外、ビーチが美しい街サンタバーバラにあります。世界的に高い評価を得ていて、競争率も高い大学です。

    約23,000人の学部生が在籍している大規模な大学です。人気の専攻は社会学、経済学、研究・実験心理学などがあります。卒業生の平均初任給は39,000ドル(約447万円)です。

    詳しくは「留学生レポート:カリフォルニア大学サンタバーバラ校」もお読みください。

    カリフォルニア大学アーバイン校、通称UCアーバインまたはUCIは南カリフォルニアのテックコースト(ハイテク関連の会社が集まる地域)の街アーバインにあります。世界的に高い評価を得ている大学です。

    約3万人の学部生が在籍する大規模な大学です。人気の専攻は生物学、経営経済学、社会心理学などがあります。卒業生の平均初任給は41,100ドル(約470万円)です。

    カリフォルニア大学サンタクルーズ校、通称UCサンタクルーズまたはUCSCはサンフランシスコ近郊の街サンタクルーズにあります。入学難易度は平均の上程度で、カリフォルニア大学群のなかでは比較的入学しやすい大学です。

    約17,000人の学部生が在籍する大学です。人気の専攻はコンピュータサイエンス、心理学、経営経済学などです。卒業生の平均初任給は33,800ドル(約387万円)です。

    カリフォルニア大学リバーサイド校、通称UCリバーサイドまたはUCRはロサンゼルス郊外の街リバーサイドにあります。入学難易度は中の上で、がしっかり対策して入試に備えればカリフォルニア大学群のなかでは比較的合格を得やすい大学です。

    約2万人の学部生が在籍する大規模な大学です。人気の専攻はビジネス、実験心理学、生物学などがあります。卒業生の平均初任給は33,700ドル(約386万円)です。

    カリフォルニア大学サンフランシスコ校、通称UCサンフランシスコは医薬学の専門大学院です。サンフランシスコ地域に大学病院を含む4つのキャンパスを持っています。

    全米のトップメディカルスクールランキング(US News)ではリサーチ部門で4位、プライマリーケア部門で2位、内科学部門で1位を獲得しています。

    カリフォルニア大学マーセッド校、通称UCマーセッドは2005年に創立されたばかりの研究大学です。ミシェル・オバマ氏が最初の卒業式記念の講演を行いました。カリフォルニア州中部のマーセッド市にあり、ヨセミテ湖に隣接しています。

    学生数は約9千人で年々入学希望者が増加傾向にあり、人気が高まってきている大学です。人気の学部はエンジニアリングや数学で、今後医学部の創設が予定されています。

    ※1ドル=114.6円換算(2022年2月現在)

    カリフォルニア大学の入試と入学条件

    カリフォルニア大学の各校はそれぞれが独自の入学条件を定めています。学部によっても異なるため、詳細は大学ごとのガイドを参照してください。

    ここでは各大学共通の入学ルートの解説と、日本人留学生にも有利な2年制大学からの編入ルートについてご紹介します。

    カリフォルニア大学の入学願書は「UCアプリケーション」という共通出願窓口を通して出願します。UCサンフランシスコを除く9校に一括して願書や英語力スコア結果などをオンライン出願できます。

    共通条件として、必須履修科目や最終学歴(高校)の成績GPAが3.4以上(全科目でC以上)であることを定めています。UC出願のためのGPA計算方法がこちらにありますので参考にしてみてください。

    難易度はランキングとほぼ比例しており、ランキングの高い大学ほど英語力や高校時代の成績も高い内容が求められます。UCバークレー、UCLA、UCSDをはじめ、高ランキング校については成績以外のところも重要視されます。

    UCの願書には「パーソナル・インサイト・クエスチョン(Personal Insight Question)」というセクションがあります。以下の8つの質問のなかから4つを選び、350ワード以内で回答するというものです。

    回答のヒントとして、説得力のある具体例や数字を用いること、そして「I(私)」から始まる文章を心掛けるよう公式ホームページにアドバイスが掲載されています。

    この課題を通して文章作成能力や論理的な思考力に加え、各大学が好む人材の選考が行われます。州立大学とはいえ、すべての大学はそれぞれ個性があります。入試は大学から選ばれるものですが、同時に自分にとって相性のいい大学選びもしていきたいところです。

    アメリカの州立大学では2年制大学(コミュニティカレッジ)から4年制大学への編入というルートも一般的です。特に高ランクの大学の場合、まず入学難易度の低いコミュニティカレッジへ進学し、そこで良い成績をとることで希望大学の3年次に編入するという方法をとることで合格率を高めることができます。

    編集ルートは英語が母国語ではない留学生にとっては別の利点もあります。大学1年次からいきなり大規模な4年制大学に入って、頼る友だちがまだできていないなか世界中の優秀な学生たちに混じるのは心細いものです。テストや提出物も初めてのことばかりです。

    その点、コミュニティカレッジは小規模クラスが中心ですし、学生やチューターとの距離が近い環境のなかでアメリカの授業に慣れていくという過程を踏むことができます。大学への編入を目指す他の学生と一緒に切磋琢磨することもできます。

    最終学歴(高校)の成績があまり振るわなかった人にも編入ルートであれば再チャンスがあります。コミュニティカレッジは4年制大学に比べると入学の難易度が低めだからです。まずコミュニティカレッジに入ってから2年間で好成績をとれば、高ランクのカリフォルニア大学各校への編入が現実的なものとなります。

    詳しく知りたい方は「アメリカの大学受験の仕組みとは?偏差値や入試対策を徹底解説!」を参考にしてください。

    編入は全米のコミュニティカレッジであればどこからでも可能ですが、カリフォルニア大学への編入実績が高い州内のコミュニティカレッジを選ぶほうがずっと有利です。下記のコミュニティカレッジはカリフォルニア大学への編入に高い実績を持ちますのでぜひ参考にしてください。

    オレンジコーストカレッジの留学生レポートもぜひ参考にしてください。

    カリフォルニア大学とカリフォルニア州立大学の違い

    カリフォルニアにはUCシステムの他に「カリフォルニア州立大学システム(California State University、またはCSU)」があります。いずれも州立大学群なので混同してしまわないように気を付けてください。

    大学名の冒頭に「University of California」や「UC」が付いていればカリフォルニア大学(UCシステム)です。

    一方、カリフォルニア州立大学システムは大学名の冒頭にCSUがついているケースが多いです。「カリフォルニア州立大学ノースリッジ校=CSU Northridge、またはCSUN」や「カリフォルニア州立大学ロングビーチ校=CSU Long Beach」などがその代表例です。

    ただし、なかにはCSUがつかない大学もあります。代表例として「サンディエゴ州立大学=San Diego State University)」や「サンフランシスコ州立大学=San Francisco State University」などがあります。

    カリフォルニア州立大学郡には平均的な難易度の大学が多くあります。留学生サポートも充実している大学が多いため、日本人留学生も多く在籍しています。ランキングにこだわりたい人はカリフォルニア大学、自分らしく好きな勉強をやりたい人はカリフォルニア州立大学を選ぶのもいいのではないでしょうか。

    カリフォルニア大学各校キャンパスで豊かな学生ライフを送ろう

    カリフォルニア大学には10校あり、それぞれが個性を持っています。共通しているのはアメリカ西海岸の明るい太陽と、シリコンバレーに代表される起業文化やテクノロジーの最先端を感じながら刺激的なキャンパスライフがカリフォルニア大学群の特徴です。

    世界的に評価の高い大学が多く、合格には入念な準備が欠かせません。多くの留学生がコミュニティカレッジからの編入も視野に入れて入試対策を練ります。高校時代の成績があまり高くなかった人でも、コミュニティカレッジでの成績によっては一発逆転で世界のトップ大学へ進学するチャンスがあります。

    大学での学生生活は、人生の宝物です。生涯にわたる友人を得られるほか、卒業後のキャリアにも大きくかかわります。

    ぜひ自分に合った大学を選んで、すばらしい大学留学を実現してください!

    (留学プレス編集部)

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